弊社の端午節の日程が決定いたしました。
6月8日(土)~10日(月)
6月11日(火)より業務を再開いたします。
端午節は中国国内の工場、運送会社もお休みになります。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
「端午節」とは?
「端午節」についてわかりやすく簡単に解説していきます。
端午節は旧暦の5月5日
日本では、端午の節句は現行新暦の5月5日とされていますが、中国の端午節では旧暦の5月5日に合わせて行事を執り行います。
端午節の由来は?
端午節は、古代中国の政治家である、屈原(くつげん)の供養祭であるとされています。
端午節の起源は、およそ2300年前の中国春秋戦国時代にまで遡ります。
屈原(くつげん)は、紀元前4世紀頃に楚の国の政治家、詩人でした。
陰謀によって失脚し、国外追放されてしまいます。
最期には汨羅(べきら)という川に身投げしたという、悲劇の人物でした。
この入水自殺をした日が、旧暦の5月5日であったと伝えられています。
屈原の死後も、彼の厚い人望や文才を高く評価する声は止まず、5月5日の端午節は屈原の命日として、供養祭を行う日として認知されるようになりました。
彼は愛国歌の詩人なので、端午節は言わば『愛国の日』とも言えます。
その他にも、5月は季節の変わり目でもあり寒暖差が激しく、風邪や病気が流行りやすい時期でした。
そう言った背景もあり、無病息災を願う日ともいわれています。
端午節のお祝いの仕方
粽(ちまき)を食べる
中華圏の端午節には、日本と同様に粽(ちまき)を食べる文化があります。
端午節の由来にもなった、屈原(くつげん)を慕う人たちが「屈原が魚などに食べられないよう」川に粽(ちまき)を投げ込みました。
元々はちまきを投げ入れて、魚を屈原(くつげん)の遺体から逸らす目的でしたが、だんだんと魔除けの意味合いも備えるようになり、今では端午節にちまきを食べるのが一般的になりました。
これが端午節に粽を食べる起源といわれています。
ドラゴンボートレース
中国の端午節には、ドラゴンボートのレースが行われます。
【端午節】に行われる有名な行事といえば、ドラゴンボートレースです。
「ドラゴンボート」とは、国際大会も開かれているスポーツ競技です。
これも「屈原の死」と関係しており、愛されていた屈原が川へ飛び込んだと聞いた民衆は一目散にボートを出し屈原を探します。
この時に出されたボート、「龍のボート」だったと言われています。
そうして端午節には「ドラゴンボートで屈原を早く見つけ出す」と言う意味を込めてレースが行われるようになりました。
日本と中国の端午節の違い
日本の端午の節句は、主に子供(特に男の子)の祝日ですが、中国の端午節は説明した通り「愛国」や「無病息災を願う」日です。
子供の日である、日本の端午の節句とは完全に意味が異なり別物となります。
古く遡ると、日本の端午の節句も、中国の端午節が起源とされている説があり、日本で独自に子供の日へと発展していったと言われています。