目次
無在庫販売とは?
その名の通り在庫を抱えずに商品を販売する形態のことです。
Amazon輸出において、無在庫販売という販売形態は手軽さがありますが、
それなりのリスクがあるので注意が必要です。
無在庫販売の手順
- 商品を出品する
- 注文があったら仕入れる
- 注文者へ発送をする
無在庫販売のメリット
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商品の注文が入ってから仕入れる
この商品は売れるということが確定している商品なので、安心して仕入れができる
という仕組みです。
個人で販売するにあたり、一番避けたいことは在庫が残ってしまうことです。
企業のように大規模な販売を行っていくのなら良いのですが、
個人や副業として販売を行うのであれば、確実に利益を取っていけるのがベストです。
そういった点で、無在庫販売は注文が入ってから仕入れるため、
まさにピンポイントで利益が得られる手法と言えます!
海外の購入者は、高額の注文もしてくることもしばしばあります。
その場合、なかなか在庫を抱えてからの販売は難しいケースもあるでしょう。
そこで、無在庫販売を行うことにより、売れるまでは在庫を抱える必要がないため、
個人でも高額商品が販売の幅が広がるのです。
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資金が必要ない
アマゾンの売り上げ入金は、2週間に1回の頻度であります。
仕入れの際にクレジットカードで決済を行うことにより、
その商品の日本での支払いは、だいたい1ヶ月~2ヶ月先の間になると思います。
→海外からの注文
b自分のクレジットカードを使って仕入れ
→海外発送
→アマゾンから自分のペイオニア口座に入金
→クレジットカードの支払いをする
上記のように、売れてから買い、売上金を受け取ってからクレジット支払いをするため、
資金(その商品を販売するための初期費用)が全く必要ないということになります。
また、売れなかった場合も損をする心配がありません。
無在庫販売のデメリット・リスク
ここまで、良いことばかりのように感じられる無在庫販売ですが、
実はAmazon輸出でビジネスを成功させたい方にとってはデメリットの方が多いです。
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Amazonは無在庫販売を禁止している
基本的に、Amazon.comは見込み販売=無在庫販売を禁止している為、アカウントの削除対象です。
発覚した場合、いつアカウントを削除されてもおかしくありませんので、長くビジネスを続ける場合にはリスクが高すぎます。
つまり、一瞬稼ぐことは簡単なのですが、長く稼ぎ続ける事が難しいのです。
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出荷日数が長くなってしまう
Amazonでは出品する商品ごとに出荷までのおおよその日数を指定しますが、
無在庫出品の場合にはその日数を多めにしなければならないということがあります。
ライバルが多い無在庫販売では、値段が同じぐらいで「お届けまで1日」と「お届けまで一週間」だった場合購入者はどちらの出品者から商品を選ぶでしょうか。人によっては値段がもっと安くても「早く手に入れること」を優先するかもしれませんから出荷日数を多めに取ることは販売チャンスを逃すことにもなりえます。
これは無在庫出品では避けられないデメリットと言えます。
ただし、海外輸出の場合、発送に時間がかかることを購入者は理解していますし、
時間がかかっても手に入れたい!と思っている海外購入者も中には存在するので、一概にデメリットとは言えないケースもあります。
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商品が仕入れられないことがある
無在庫出品での最悪のケースは注文後に商品が仕入れられない場合です。
つまり、出品者側からキャンセルをしなければいけないということです。
出品者キャンセルをすると当然セラーとしての評価が下がります。
評価が下がってしまうと他の商品へも影響がでてしまい、
「この出品者から買うのはやめよう」という購入者が出てきてしまうでしょう。
売上を伸ばしていくためには評価というのは非常に重要となってきますので、このリスクは避けなければならないことです。
Amazon輸出でビジネスを成功させるためには
無在庫販売はAmazon輸出初心者にとっては、始めやすい手軽さがありますが、
その分大きな落とし穴が存在しているということに注意しましょう。