目次
並行輸入品と正規輸入品
輸入された商品には正規輸入品と並行輸入品として区別されています。
輸入商品を取り扱う販売ビジネスではこれらの理解が不可欠で
消費者が正しく認識できるように表記する必要があります。
今回は輸入ビジネス初心者に分かりやすいように5つのポイントに絞り込みました。
- 正規輸入代理店について
- 商品保証の違い
- 並行輸入品のメリット
- Amazonにおける両者の取り扱いの違い
- 商標権について
正規輸入代理店について
正規輸入品とは正規輸入代理店を通して輸入された商品のことを指します。
それ以外のルートで輸入されたものは全て並行輸入品ですので
輸入ビジネスにおいては基本的に並行輸入品を取り扱うことになります。
商品保証の違い
両者では商品の保証に関して大きな違いがあります。
正規輸入品の場合には故障や初期不良があった場合には
正規輸入代理店がサポートを行います。
並行輸入品の場合には海外から修理サービスを受け付けていないことも多く
販売店が商品保証をする必要が出てきます。
並行輸入品では正規輸入代理店によるサポートは受けられないということです。
そのため並行輸入品であることを販売者は明記しておかなければなりません。
並行輸入品のメリット
並行輸入品を取り扱うメリットは
正規輸入代理店が商品の卸売をしていない場合にも販売できることや
並行輸入品の良い所はより安く販売できるといった価格面で有利な点です。
正規輸入代理店で仕入れるよりも独自に輸入して仕入れを行い
安値で販売することで需要を奪うことができます。
基本的に中身は同じなのでより安く購入できる並行輸入品を求める方は大勢います。
Amazonにおける両者の取り扱いの違い
Amazonでは正規輸入品と並行輸入品の商品は別の商品として区別されています。
また、並行輸入品を一律禁止しているカテゴリーがあり
それ以外でも販売禁止リストに該当する可能性があります。
商標権について
前述のとおりAmazonでは並行輸入品に対して非常に厳しい禁止処置がされています。
これはなぜかというと、並行輸入品には商標権侵害の可能性があるためです。
ただし、並行輸入品を販売すること自体は合法です。
真正商品の並行輸入は合法なのですが、正規輸入品と混同しないように
並行輸入品であることを明記しておくことを忘れないようにしましょう。
並行輸入品と正規輸入品の違いをまとめ
並行輸入品と正規輸入品は別物なので、販売する時には表記に気を付けましょう。
並行輸入品は正規品と較べて安く販売できるメリットがありますので
輸入ビジネスではよく取り扱うことになる商品ジャンルです。
並行輸入品を法的なリスクの無いように注意して販売していきたいものです。