中国輸入

中国輸入の物流がストップする旧正月に要注意【仕入れ対策も解説します】

中国輸入を行っている方は、「旧正月」に注意しなければなりません。

 

なぜかというというと、旧正月は中国の大型連休だからです。

この期間中はタオバオ・アリババの出店ショップだけでなく、輸入代行業者や中国国内の物流が完全に止まってしまいます。

 

ですので、中国輸入の仕入れはその前後の仕入れタイミングが非常に重要となってきます。

在庫切れによる販売機会損失を防ぐために、中国の大型連休の期間や意味についてしっかり把握しておく必要があります。

 

こちらでは中国輸入の物流で注意したい旧正月について、対策と計算方法も含めて解説します。

 

 

目次

中国輸入の物流は旧正月と国慶節に要注意【物流が止まる?】

そもそも、中国の「旧正月」とは何かというと、日本の年末年始と考えて良いでしょう。

旧正月の期間は1月末~2月上旬にあたります。

 

中国国内の旧正月期間はどこもかしこも、休みです。

お店も、工場も物流もすべて休みになりますので、もし普段担当者と連絡を取っていたとしても、一切取れなくなります。

なのでもし今中国輸入を実践されていて、来年度の新商品を検討しているという場合は、旧正月間を考えて仕入れを行わないと、間に合いません。

 

中国から仕入れを行っていて冬の時期を初めて迎える方は、2~3月で新商品の仕掛けをし、4月から販売を開始したいと考えてる方もいるでしょう。

国内で製造や仕入れを行う場合は、このようなスケジュールでも間に合うのですが、中国の工場で製造を行う場合は、旧正月を配慮してスケジュールを立てる必要があります。

 

また、新商品ではなく売れ筋商品の仕入れの場合も同様で、旧正月時期は仕入れができないので在庫が切れて発注できないという事態も起こりかねます。

中国輸入で在庫切れによる販売機会損失は、致命傷となる問題です。

 

 

なので、旧正月はいつなのかしっかり把握し、仕入れのスケジュール管理や在庫管理のポイントを押さえて対策を立てておくようにしましょう。

 

 

中国の旧正月の正確は開始時期はいつ?

先ほど、中国の旧正月は1月末から2月上旬と説明しましたが、正確な開始時期は年によって違います。

基本的に期間は1週間ほどなので、少なくとも1月末から2月上旬の1週間はお休みと思っておきましょう。

 

厳密にいうと、2017年を例にした場合「春節」が1月28日だったので、春節の前日1月27日~2月2日までが旧正月と予想されました。

なぜ、予想なのかというとそれは、中国の国務院という機関が旧正月の期間を決めて正式発表するまで分からないからです。

 

中国の旧正月は、日本ではあまりなじみがありませんが、花火や爆竹などで派手にお祝いします。

また、都市から田舎に帰省する人も多くこちらは日本と同じです。

日本に旅行をしにくる中国の方が多いのも、この旧正月の時期でニュースなどでも「爆買い」などと放映されていますね。

 

なので、しっかり旧正月に備えて商品の仕入れスケジュールを立てる必要があるわけです。

ちなみに、旧正月の期間は1週間ほどですが、実際にはもう少し長く3週間ほど見ておいたほうが良いでしょう。

 

 

中国輸入の旧正月時の仕入れ対策

では、中国輸入では旧正月時にどのような仕入れ対策をとるべきでしょうか。

注意したいポイントは以下の3つです。

 

  1. 旧正月の1週間前までに仕入れを終わらせる
  2. 売れ筋商品は多めに仕入れておき、在庫切れを防ぐ
  3. 新しい仕入れを行う場合は、準備期間に余裕をもつ 

 

旧正月の1週間前までに仕入れを終わらせる

 

もし旧正月が1月27日から始まる予想であれば、1月20日までには仕入れを終わらせましょう。

発注から納品までを終えていないと、商品が日本に届きません。

 

旧正月にギリギリ入りそうなタイミングで発注し運悪く旧正月に入ってしまうと、入荷が3週間以上遅れてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

売れ筋商品は多めに仕入れておき、在庫切れを防ぐ

 

前述したように、旧正月期間は仕入れができないので、売れ筋商品は在庫切れを防ぐために多めに仕入れておく必要があります。

 

目安としては、「1日に売れる個数かける60日分(2か月分)」となります。

 

特にOEM商品を扱っている場合は、在庫を切らしてしまうと売り上げを維持する事が出来ません。

なので、財政状況と相談してしっかり在庫を確保する必要があります。

 

新しい仕入れを行う場合は、準備期間に余裕をもつ

 

来年度に向けて新しいOEM商品を計画をしている場合は、仕入れにもより時間がかかります。

担当者との話し合いや、メーカーとのやり取りも旧正月中はできないという事を、しっかり頭に入れておきましょう。

 

旧正月期間を頭に入れてスケジュールを立ておかないと、年間の計画が崩れてしまうので注意しましょう。

 

 

最後に

 

中国輸入の物流がストップする旧正月について、仕入れ対策も含め解説しました。

 

日本とは違う時期のイベントなので、把握しておくのが難しいですが、しっかり頭に入れておきスケジュールを立てるようにしましょう。

特に季節商品を扱っている場合は、仕入れの時期がずれてしまうだけで売り上げが大きく変わってしまうので要注意です。

 

日本では12月から1月、そして4月からのスタートに向けて、3月には商品が2倍も売れるといわれています。

この商品が売れる時期に在庫切れになってしまってはもったいないですので、しっかり事前準備をして悔しい思いをしないようにしましょう。

 

 

関連記事

  1. Amazonで売れる商品ページの作り方とは?【基本編】

  2. 中国輸入で独立する目安と仕事内容【独立後はどんな生活になる?】

  3. 中国輸入会社に税務調査が入ったら【対処法や事前準備を解説します】

  4. 中国輸入ビジネスで外注化して自動化する方法【外注さんの見つけ方や費用は…

  5. 中国輸入で返品率を下げるには?【不良品を減らす方法】

  6. 中国輸入商品が通関トラブルにあった場合の対処法【必要書類や手続きを解説…

PAGE TOP