中国輸入

中国輸入で代行会社に検品を依頼するのは損か得か【理由を徹底解説】

中国輸入を開始した時に、大きな問題となるのは不良品の多さです。

自分で検品作業をすれば不良品を減らすことは出来ますが、時間も手間もかかり副業でやっていると本業にも影響が出かねません。

そこで、検品を代行会社に頼むべきか、自分でやるべきかを解説してみたいと思います。

目次

中国輸入の不良品率はどれくらいか?

中国輸入の不良品は、アパレル商品に関しては20%~30%もあるそうです。

100枚から30枚が不良品になってしまうようでは、商売あがったりと言ってもよさそうです。

これではいかに単価が安くても利益が出ません。

中国輸入で安定した利益を出すためには、不良品率を3%内外におさえないといけません。

ここを超えてしまうと検品にコストが掛かったり、やむなく商品単価を上げてしまい競争相手に対して不利になります。

 

不良品率の計算方法は?

では、不良品率を求めるにはどうすればいいのでしょうか?

実はこれは意外と簡単に求められるんです。

「不良品率=不良品の数÷仕入れ数」

で算出する事が出来ます。つまり、先ほどのアパレルの不良品率は、

不良品30÷仕入れ数300=不良品率10%

となります。

たったこれだけなので、実際に仕入れた商品数と不良品の数で不良品率を出してみましょう。

そして、不良品率があまりに高いようなら、その原因がどこにあるかを調べてみるのも重要です。

もし、製造段階で不良品が発生しているなら、仕入れ先を変更するのも1つの方法ですし、

輸送中に不良品化しているなら、梱包を強化するなどの対策を取る必要があります。

 

 

中国輸入において不良品が利益に与える悪影響

不良品率を求めた後は、その不良品の数によって利益がどの程度影響を受けているか見てみましょう。

ここでは、例を挙げてみますので、それぞれで当てはめてみて下さい。

  • 商品の仕入れ単価300円
  • 仕入れ数500個
  • 仕入れ額+その他全ての経費180,000円

では、ここで不良品率が3%の場合を当てはめてみます。

販売価格800円
不良品数15個
販売できる数285個
売上228,000円
利益額48000円
利益率21%

中国輸入の利益率は2割から3割と言われていますから、20%を維持しているので合格です。

しかし、ここで不良品率が15%になってしまうとどうなるでしょうか?

販売価格800円
不良品数45個
販売できる数255個
売上204000円
利益額24000円
利益率11,7%

このように、利益率は一気に10%近くも低下してしまいました。

中国輸入で利益を出すには、不良品率をいかに下げるかという命題を避けて通れません。

そしてそれには、いかに検品をしっかりするかという事が出てくるのです。

 

 

バカにならない返品費用

不良品の返品費用ですが、amazonで販売したケースでは、FBA配送料とFBA不良在庫返送料を負担します。

こちらは、一個当たり400円程度です。

それ以外の販路の場合には、さらに高く送料、返送料が一個あたりで1000円程度の負担になります。

さらに銀行振り込みだと振込手数料も加算される事になります。

500円の商品を販売して、返金した上で返送料金負担では、これは大赤字という事になるわけです。

こうしてみると、たかが不良品一個でも検品チェックを漏れてしまうとビジネスとしては死活問題である事が分かります。

 

中国輸入あるある?よくある不良品例

中国輸入の中でも、他の商品に比較して不良品が多いジャンルがあります。

それが、精密機器、アパレル品、ガラス、陶器製品の3種類で仕入れの際にも注意が必要です。

以下では、それぞれのジャンルによくある不良品の例を紹介します。

 

 

◆精密機器

  • 激安スマホ用スピーカーの音が出ない
  • LEDライトのライトが点灯しない
  • バッテリーが発熱して火事になった

中国輸入で最もリスクがあるのは、輸送途中で段ボールに衝撃が加わり、正常に作動していた商品が不良品になることです。

もっとも、それ以前に甘い検品で不良品がスルーされている可能性もありますが、

海外では日本のように丁寧な梱包と輸送がされることはないと思うべきです。

表面上は問題がなくても、精密機器は実際に作動させないと安心できません。

長い輸送期間に、貨物船の湿気にやられて基盤にカビが生えて作動しないというようなことも起こるからです。

◆アパレル製品

  • 糸がほつれている
  • ボタンが取れかけている
  • 石油の臭いがする
  • 白地のものが黄ばんでいる
  • 汚れやプリントの失敗
  • WEBサイトとデザインが違う

中国輸入では、もっとも数が多いアパレル系の製品ですが、不良品も沢山でるジャンルです。

縫製の作業は現地の人が手作業でしている事が多いですが、作業する人によって仕上がりにバラつきが出ます。

また、中国には「差不多(チャーブドゥオー)」という言葉があり、これは「ほとんど同じ、変わらない」という意味ですが、この範囲が日本とは比較にならない程に広いのです。

日本では似ているとは違うという意味ですが、中国では似ているはほぼ同じという受け止め方になります。

これがアパレル製品の製造に反映すると、

  • 糸がほつれても着るには問題ない
  • 少しプリントがずれても着れないことはない

と不良品を大量に作り、検品をスルーする原因になるのです。

それから、WEBサイトに表示されているアイテムと実際に届いたアイテムのデザインが違うということも普通にあります。

アパレル製品に関心がないとデザインはスルーしてしまいがちですが、クレームの元なのでちゃんと見ないといけません。

◆ガラス、陶器類

  • 商品が欠ける・割れる

中国輸入では、大きなガラスや薄い陶器を輸入するのはNGで、割れたり欠けたりは日常茶飯事です。

どうしても輸入するなら小さくて頑丈な物に限るべきです。

ガラスや陶器類を中国輸入する業者は少ないので、専門に扱えれば大きな利益につながるかも知れませんが、

段ボール梱包を厚くしたり、商品を個包装する等手間は掛かります。

それにガラスや陶器類は、それなりに流行が追えるスキルがないと輸入だけして全く売れないことにもなりかねません。

 

中国輸入で不良品をなくすための施策

不良品を防ぐために大切なことは、まずテストで少量を仕入れてみることです。

少しだけ仕入れて商品状態をチェックし、商品の状態をチェックして大丈夫なら本格的に仕入れましょう。

特に注意したいのは、1688や天猫などの中国の卸サイトでは画像と実際に届いた商品が違う場合もあるという点です。

  • そもそも色が違う
  • 大きさが違う
  • イメージ通りじゃない

と言うこともよくあります。

また、不良品と同様に偽物ブランドが紛れ込むのにも厳重注意が必要です。

偽物ブランドが検品をスルーした場合には、セラーとしての評判はガタ落ちになってしまうばかりか、刑事罰の問題になる可能性もあります。

特に中国輸入を始めた初期には仕事に不慣れなので、不良品や偽物ブランドについてちゃんと目を通す必要があります。

 

代行会社に検品を依頼するメリット

代行会社に検品を依頼した際のメリットは、まず短期間で素早い検品が出来ることです。

しっかり検品してくれる代行会社は、検品専用のスタッフを3~5人以上置いていて、商品数が多くても1日~2日で検品を終了できます。

そして、代行会社は中国商品の検品に慣れているスタッフが多く、どこを重点的に確認するか知っているので最短時間で最も効率がいい質の高い検品をしてくれます。

また、中国は人件費がまだまだ安いので、自分で検品するコストと比較しても格安で対応してくれるメリットもあります。

もう一つは、個人で商品を買い付けるとトラブルが起きた場合には自分で解決しないといけません。

しかし、代行業者に依頼すればトラブル解決、返金や返品対応も料金に含まれているので代行業者を使うメリットは大きいのです。

中国国内で不良品を見つけて返品・返金するなら、不利益を最低限に済ますことができます。

 

代行会社「Amacon」の強み

便利な代行業者ですが、中には

  • 注文したけど商品が届かない
  • 不良品が届く
  • 送料が思ったより高い

等、問題の多い代行業者もあります。

また、中国輸入の代行業者は、費用や出来ること、強みも千差万別なので、調べれば調べるほどクラクラしてきます。

その点、弊社「Amacon」の第一の強みは、中国工場との交渉を徹底していることです。

代行業者の中にはチャットのみで工場と交渉している所もありますが、弊社ではチャットのみではなく、電話でも交渉しています。

電話の問い合わせによって、工場からの返信待ちではなく、レスポンスが迅速になり密な交渉をすることが出来ます。

また電話交渉にしてもにしても、チャットの受付担当ではなく受注担当者と直接交渉しているので価格やロットを下げる価格交渉も可能です。

中国輸入では、工場からの返信が遅かったり不良品が納品されたり、返品、返金の対応に応じない悪意がある工場も残念ながらあります。

弊社ではこのような悪質工場に引っ掛からないように、買付依頼があっても交渉している中国スタッフが不安に感じたことは逐一顧客に伝えています。

その際、トラブルで発送スケジュールが崩れないように、他工場で同じ商品が作れないか調べた上で2~3社提案するなど気を配っています。

また、OEM商品の場合には金型やサンプル代がかかることがありますが、本発注時や一定数のロット以上の注文だと金型やサンプル費用を工場から返金してもらえる場合があります。

弊社では、このような金型やサンプル費用の返金なども顧客のメリットを考えてしっかり交渉しています。

中国輸入の代行業者の選択で迷っている時には、ぜひAmaconを選択肢の一つに加えていただければと思います。

 

まとめ

中国輸入の場合、商品は格安ですが、「大量の不良品」という問題が存在します。

不良品は、検品を逃れて発送してしまうと利益率を激減させるので、中国輸入ビジネスにおいての死活問題と言えます。

もちろん、自分で検品してしまえばお金も掛かりませんが、大量に届く商品を全て自分で検品するのでは時間も体力も消耗します。

その点、代行業者に依頼すれば、質の高い検品を迅速にしてくれる上に、トラブル解決や返金、返品対応もしてくれるので、長い目で見ると、メリットが多いと言うができると思います。

 

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